青山地区観光情報
青山高原
布引山地一体に広がる、標高700~800m、南北およそ10kmにも及ぶ大草原です。春のツツジをはじめ四季折々に個性的な表情を見せ、自然の演出するあでやかな季節模様が堪能できます。展望台からは見事なパノラマが展開し、伊勢湾、知多半島、伊賀盆地などが手にとるように見渡せます。自衛隊の笠取レーダー基地や高さ50mの塔頭に直径50mにも達する3枚羽を持つ4基の久居榊原風力発電施設は時間当たり3000kwの発電能力があり、最近の観光スポットとなっています。
吉田兼好ゆかりの地
徒然なるままに日暮らし・・・・・の冒頭が有名な古典の名作で、元弘元年ごろに作られた「徒然草」。
作者の吉田兼好は、この地国見山に草案を結びこの随筆を記したと言われています。悲恋に墜ちた吉田兼好は、この地で生涯を終えたと言われ、墓所の前には、兼好塚と呼ばれる由緒を刻んだ碑が建てられています。
大村神社
飛鳥、奈良、京の都と伊勢を結ぶ交通の要衝として、古くから栄えた青山地区。大村神社は平安時代から人々の信仰を集め、宝殿は国の重要文化財にも指定されています。見逃せないのが、日本奇鐘のひとつに数えられる”虫食の鐘”。娘と寺僧の悲恋を秘め、鐘を喰べる虫は娘の怨霊とまで言われ語り継がれるミステリアスな鐘です。
尼ヶ岳
標高958mの尼ヶ岳は、伊賀盆地の中では一番の高さを誇ります。遠望すると深い樹木に覆われた優美な山容が広がり、別名「伊賀富士」とも呼ばれ親しまれています。登山も楽しめ、360度の一大パノラマが望める山頂からの素晴らしい景色も魅力的。北には鈴鹿や青山高原が見渡せ、自然美を謳歌できます。
藤原千方窟
青山高尾、霧生、白山町家城地方を中心に藤原千方伝説が古くから流布しています。最も古く文字にしたのは『太平記』で巻十六(日本朝敵の事)の中で朝敵の一人として挙げられています。「天智天皇ノ御宇二藤原千方ト云者有テ、金鬼、風鬼、水鬼、隠形鬼ト云四ツノ鬼ヲ使ヘリ...」とある。また、『伊水温故』には「三国ヶ獄八千方将軍籠居ナリ」「血首ガ淵トテ一里西ノ方二有。是ハ四人ノ法師等ガ変術シテ諸民ヲ害シ此谷二捨、依之水ノ色赤ク血ノ如シ。石ハ人ノ首二似タリ。依之血首ガ淵ト伝。干魃ニハ郷人此川ヲ渦二雨気起ト伝。」更に『三国地誌』には、血首井・藤原千方石塔・藤原千方戦場・高座山(千方の飛石)・馬止山などが記され、高尾の言伝えにも一斗の酒を注げる杯を洗った斗盞淵(トサガブチ)、逆柳(サカヤナギ)、黄金塚など興味深い地名や伝説が残っています。
イベント情報
・3月上旬 初瀬街道まつり(青山支所前広場)
・5月下旬 青山高原つつじまつりマラソン大会(青山高原)
・11月初旬 産業祭(北部公園グラウンド